◆古物市場とは◆

　古物営業法に基づき取得できる許可等には、①古物商、②古物市場主、③古物競りあっせん業者の３種類があります。一般のお客様を相手に中古品の買取・販売をするために大半の方が①の古物商営業許可を取得しますが、他にも許可の種類があるわけですね。ここでは②の古物市場主と関連して古物市場についてご案内します。（※古物市場主としての許可取得についての説明ではありません。許可取得をご希望の方はお問い合わせください。）

　古物市場とは、古物商の許可を持った方のみが入場できる少し特殊な場所です。入場の最低条件は前記の通り古物商許可証（コピー）ですが、参加費として２千円程度、手数料（仕入総額の５％程度）が必要であることが一般的で、他に会員登録の要否、年会費の要否、他の業者からの紹介の要否など、参加の方法は古物市場によって様々のようです。

　ここでは、業者（古物商）が売りたい物を持ち込み、仕入れ業者が買いたい物を探し、競りで購入するということが行われます。取引の多くは一般的な仕入れよりかなり安い値でされるようで、使い方次第では大きな利益を上げることが期待できます。

　一般的な仕入れよりかなり安い値で取引されるのなら売り手は自分の店で売った方がよいのではないかという疑問もありますが、売り手のメリットとしては、不得手分野の在庫の吐き出しにあると言われています。書籍商と言っても大量に流通している類の本を状態のみで一律に評価して店舗に並べる業者もあれば、希少価値のある古書を取り扱う業者もあります。前者の業者が運よく一般のお客様から低価格で希少価値のある古書を買い取れたとしても、目利きができなければいくらで店舗に並べたらよいのかわかりませんし、そもそもターゲットとしている客層が違うことで一般のお客様に売却する機会がなかなか訪れないこともあります。古物市場ではそうした古書を専門に扱う業者も仕入れに来るため、予想より高額で売れることもあります。また、家具や家電などは在庫の保管にも場所を取るため、商品の入れ替えをしたい場合に古物市場を利用することもあるでしょう。

◆静岡県の古物市場◆

　下に静岡県内にある古物市場のリストを掲載しますので参考にしてください。

【ご利用の注意点】

・下記のリストは静岡県警が公表した情報を基に、古物の種類ごとに分類したものです。掲載事業者の名称、所在地及び電話番号の正確性は各事業者に確認を取ったものではないことをご了承ください。

・リストの更新は不定期に行う予定ですので、常に最新のものとは限りません。既に廃業した古物市場が掲載されていたり、新しく始めた古物市場が掲載されていなかったり、所在地や電話番号が変更されていたりしますのでご了承ください。

・前述の通り、古物市場の参加方法はそれぞれの市場により様々です。参加方法、より詳細な取扱い品目、開催日等はご利用になる方が各古物市場にお問い合わせになり、ご自身の責任においてご利用ください。

☆★自動車★☆

☆★美術品類★☆

☆★時計・宝飾類★☆

☆★道具類★☆

☆★書類★☆

☆★皮革・ゴム類★☆